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個人が勝つための株式講座5 空売りの仕組みとリスクとメリット

こんにちは、mymykenshinです。今日は前回少し話した空売りについて、前回よりも深掘りしていきたいと思います。

2018年8月現在だと絶対に空売りが必要とは思いませんが、リーマンショックのような下げがあると書いでは、ほとんど儲からなくなるときが近い将来やってくるでしょう。

その時のために、少しずつ空売りを練習していく必要があります。

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①空売りの仕組みと逆日歩

前回解説しましたが、空売りは株を借りてきて、先に売って、後で株で返却するシステムです。先に売るといいましたが、売った代金は証券会社にプールされています。そして、決済で買い戻して、返却します。返却するときも株を移動させるわけではなく、差金決済で終わるだけです。つまり、見た目には、信用売りをして下がれば含み益、上がれば含み損となります。

 

ここで重要なことは株を借りてきて売るわけですから、株を貸してくれる人が必要となります。

 

まずは制度信用を前提に説明します。制度信用とは、日本証券金融(通称、日証金)が胴元になって信用取引をサポートしてくれています。

 

信用買いしている人は信用売りに株を貸してくれます(そういう仕組みとなっています)。

 

なので、ある銘柄について

 

信用買い株数>信用売り株数

のときは、信用売りをしたい人の貸株は十分にあります。

 

信用買い株数<信用売り株数

のときは、株不足というのが起こります。

 

株不足が起こる場合には、日証金は株を貸してくれる人を募集します。

対象は現物株ホルダーです。

証券会社で、株を貸す制度がありますよね。そして少額の利息をくれるようなサービス。

あれは空売りのために貸株を用意する制度です。

 

大株主の安定株主とかは、ただ持っているだけだと利息の無駄なので株を貸す人が多い。

 

そして株不足が起こった場合には逆日歩が発生します。逆日歩の最低額は1日5銭と決まっています。

100株ならば、1日5円(5銭×100)となります。5円なら大したことないですよね。

ところが株不足がひどくなると、逆日歩はどんどん大きくなります。

 

最高料率というのがあってこの表となります。

http://www.taisyaku.jp/media/about-hayamihyo.pdf

 

例えば800円で100株単位の株がある場合の最高料率は一株当たり1.6円となっていますので1.6円×1001600円です。

たった8万円の株の一日の利息が1600円なのです。

 

さらに最高料率は一定の条件のもと、さらに2倍~10倍適用となります。

http://www.taisyaku.jp/about/backwardation/

 

 

もし10倍適用の場合は8万円の株の一日の逆日歩が16000となります。なんと1日の利息が20%です。

 

まあ10倍適用というのは、3600銘柄で1年間に1度あるかないかなので、気にする必要はありませんが、配当から1週間前は8倍適用とかはたまにあります。

 なので3月決算だと3月後半と9月後半の空売りは避けた方がいいでしょう。

この逆日歩の仕組みを理解してください。要は、みんなが空売りするような銘柄を空売りするなということです。

www.smbcnikko.co.jp

②空売りは短期決戦で儲かることが多い

ちょうど私が空売りしかけている銘柄でうまくいっている銘柄がありますので、それをベースにお話ししましょう。

f:id:mymykenshin:20180824055446p:plain

売値は800円弱です。3日前に1兆円の不正融資?の報道がありまして、投資家があわてふためいて売っているので暴落しています。

この時点になって空売りすると、売った途端に反発するからやめた方がいいですよ。そういう急落前に売れれば、たった2日間で30%の利益が取れることになります。

 

こんなうまくいくケースは1年に一回もないですが、不可能だったかというと、十分に可能だったと思います。不動産業界の人からスルガ銀行の悪事については、十分に聞いていましたので、報道について特に驚くことはありませんでした。

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③一方で踏み上げの恐怖というものもあります。

ところが、空売りしたときに、その株が急騰することも多いのです。そのときの損失は、半端ない速さですので、損切りラインは厳守です。

 

買いの損失は、どんなに暴落しても買いの金額を超えることはありません。例えば100万円買って、仮にすぐに倒産しても100万円の損で終わります。

ところが、空売りは100万円で空売りして株が3倍になると、200万円の損失が発生します。実際にそういうことが起こるから怖いのです。

買いは家まで、売りは命まで 

という格言がありますので、くれぐれも損切りラインを守って、失敗したら逃げるルールを徹底しましょう。

 

ちなみに私はスルガでは、2週間ほど前に1000円を超えているところが見えると思いますが、そこで一度損切りしています。そのまま損切りしていなければ、もっと大儲けできましたが、仮に1000円を超えて1200円に行ったとしたら、大損だったと思います。スルガごときが、そんな高騰ないと思いましたが、生き残るためにはルールの例外はありません。そもそも、980円で空売りした自分が悪いのです。そういう感覚を、しっかり叩き込むことが大切です。

④時価総額の小さい株は絶対に空売りしてはいけません。

目安は時価総額が200億円以下の会社は空売りしない方がいいでしょう。できれば500億円以上がいいでしょう。

というのも、空売りしたくなるような、どうしようもない会社は、空売りが集まりやすいのですが、一方で、そういう空売り勢を踏み上げようと企んでいる怖い人達が大勢いるのです。

たとえば時価総額100億円程度の株であれば、30億円持っていれば、十分に株価を高騰させて空売り勢を踏み上げて大儲けできます。

ボロ株が急騰する背景には、空売りの踏み上げというのがあるのです。軽い

気持ちで100万円空売りして、途端にストップ高2連チャンで30万円損したとか普通にあります。

しかし時価総額が大きければ大きいほど巨額な資金が必要となりますので、怖い人達にやられることも少なくなります。

時価総額の小さい会社は、絶対に空売りしないというのが鉄則です。ちなみにスルガ銀行の時価総額は2000億円です。

⑤売りと買いがバランスしていると、突如リーマンショックが来ても生き残れる。

売りが利益になって、買いが損して、合わせてチャラみたいになりますからね。

合わせて損でなくても、全面損は避けられるので、打てる手が大幅に増えます。

株式投資は、うまくいっているときは、他のことに専念して利益が増えるのを待てばいいのですが、いつくるかわからない損失について、破滅しないような、バランスを取ることが大切なのです。

買いだけだと、そういうバランスをとることが難しくなります。空売りはバランスをとるために必須のアイテムなのです。

 

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