こんにちは、mymykenshinです。今日は四季報の使い方です。
株式取引をやる人で四季報知らない人はいないと思うんだけど、ちゃんと利用できている人は皆無だと思います。
今日は勝つために、四季報をどう活用していくか、考察していきます。
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- ①3年間の業績が伸びていて、今後2年間も伸びる要素があること。
- ②時価総額が500億円未満であること
- ③儲かっている商材が他社が真似しにくいものであることで、顧客の評判がめちゃくちゃいいこと。
- ④財閥系ではなくて、社長がベンチャー系でやり手の会社
- ⑥四季報で見つけたらじっくりと買い場を待つ
- ⑦自分で見つけた銘柄に自信をもたない。とことん疑え
- ⑧まとめ
①四季報とは
東洋経済者が3ヶ月に一回発行している上場企業のサマリー情報です。発売は3月15日、6月15日、9月15日、12月15日です。
ご存知の方も多いと思いますが、四季報は証券会社のサイトでも無料で見ることが多いです。
楽天証券だと、こんな感じです。
なので、四季報なんて、買ったことなかったのですが、1年ぐらい前から毎号買うことにしました。
私が買うのは、その中で高い方のワイド版です。
なんで、わざわざ買っているかというと、全部の会社を見ていること。見ているといっても全部を見ているわけではなくて、ポイントだけなのです。
そうすると、紙の方が早いのです。1ページ(2社)30秒でスクリーニングできます。そうすると900分つまり32.5時間。途中いろいろ見たりして40時間ぐらいの作業。これを発売とともに10日程度で終わらせる。
これが、パソコンだとコード入れて、表示したりクリックしたりで最低、10秒とかかかる。スマホは論外。断然紙の方が楽なのです。そして紙だと気になる会社にポストイットはればいいのです。
そして、これが個人が機関投資家に確実に勝てる唯一の方策だと気がついたのです。
本当に勝ちたかったら、次回発売の四季報(ワイド版)を買ってください。といってもほとんどの方は買わないでしょうね。
なぜそう思うかと言うと、私の勝ち具合を知っている人で、私を信奉している人に「どうしたら勝てますか?」って聞いてくるので、「四季報買って読みな」ってアドバイスしても、10人に一人ぐらいかな。買うのは。
私は個人投資家は無知だからカモられると確信していますが、無知なのはナマケモノだからです。厳しい言い方しますけど。
株式投資は確かに資産を100倍ぐらいにするパワーがありますけど、楽して100万円が1億円になるわけないじゃないですか。
現実を考えて見てください。自分が勝つということは、誰かが負けるということです。それは機関投資家と渡り合わなくてはいけないのです。そのためには、ほとんどの人がやらないコツコツとした努力が必要なわけで、その一つが四季報を全部目を通すことなのです。
②四季報で把握する業界情報
何をするでも目的が大事ですが、四季報を全部読んで把握しなくてはいけないことは、「全業種の大体の業界とチャートの動き」と「自分のお宝銘柄」です。
例えば、今(2018年6月号)だと人材派遣の会社のチャートを見ると、結構右肩上がりのところばっかりです。それだけ見ても「あ~自分はなんで買っておかなかったんだろう」って後悔するはずです。流石に世の中が人不足だと知らない人はいないと思いますが、実は日銀がこういう会社を買ってるので上がるのです。
ただし、これから上がるかどうかは別問題ですけどね。オリンピック景気で建設は好調ですが、もう1年ぐらい前にピークアウトしていますね。
と、全業種のチャートを見るだけで、知ることは多いでしょう。またチャートで気になったところを中身を詳しくみるだけで、お宝銘柄が見つかるかもしれません。
③四季報で見つけるお宝銘柄
もちろん大きく株価が上昇する銘柄を探します。そうすると、PERが低いバリュー株でしょ!っていう人がいますが、ハズレです。
ポイントは以下の通りです。
①3年間の業績が伸びていて、今後2年間も伸びる要素があること。
②時価総額が500億円未満であること
③儲かっている商材が他社が真似しにくいものであることで、顧客の評判がめちゃくちゃいいこと。
④財閥系ではなくて、社長がベンチャー系でやり手の会社
これで上場して1年~3年なら、なおよし。でも上場してすぐはアカンです。IPOでしこりが多いですから。
①については、四季報に過去の3年分の未来の2年分の計画がありますので、そちらを参考にするといいと思います。
過去の3年間は毎年売上と利益が最低2ケタ成長(つまり10%以上)はほしいところです。
時価総額が500億円未満の会社は、例えば100億円なら尚いいです。というのも時価総額が小さければ小さいほど、何倍にも化ける要素がありますし、大きな時価総額のものは、上がってもせいぜい20%とかなので夢がありません。
また時価総額が大きければ大きい程、会社組織が複雑で今後の業績見通しが難しくなります。例えば、私はソニーとか買ったことないですが、ソニーの業績予想は、ほぼ不可能です。エンタメとゲームと保険の動きを評価できますか?無理でしょう。
上場企業で躍進するパターンがある程度あります。上場時は、ほとんどの会社が年間利益1億円~2億円程度。売上も20億円程度。時価総額は50億円~100億円ってところですかね。
基本的に上場するということは、上場時には成長が見込まれるから上場するわけで、そういう弱小会社でも数年以内に売上30億円、利益2億円~3億円にはなってもらわないと困るのです。
でも中には売上50億円 利益5億円を、そうそうに達成する会社もあるわけです。それだけで利益が5倍とかになるのです。
たとえば、何かを売り出したら、めちゃめちゃ売れて年商20億円いったから上場するべと。それが上場も売れまくって、50億円になったべと。
そういう勢いのあるのを探しましょうということです。
だからPERとかあまり意味がない。利益1億円でも将来性があれば時価総額70億円とかつけてしまって、PERが70倍なんだけど、利益が5億円になるころには時価総額300億円、利益が10億円のころには時価総額500億円そういう会社は理想です。
こんな軌道はよくありますが、当初買っていれば7倍になっているわけです。
でも、この時価総額から1000億円以上になるのは簡単ではありません。宝の中のほんの一握りです。嘘だと思うなら調べてみ。そのぐらいの規模だと売上が最低でも200億円、利益30億円は必要になるけど、そこに行くには大きな大きな壁が存在するのです。
利益10億円までは勢いでいけるのですが、それ以上になると他社が美味しさに引き寄せられて参入してくるし、組織だって従業員が500人とかになってくると、管理体制が全く違ってきます。多くの会社は、そこで足踏みする。つまり相場はいったん終息するのです。私も時価総額が700億円とかに上がれば、次の獲物に移ります。
④四季報で見るところ
では実例みた方がいいですね。2018年第3集 夏号の3983オロです。
3600社あるので、ぱっぱと見なくてなりません。ほとんどの会社は、会社名見て、赤印の業績みて、大して成長していないと思って、あとチャート見て終り。
ですが、この会社は増収増益を繰り返していますよね。
だから青の時価総額を見ると時価総額265億円。おっと、まだ小さい。
そこではじめて紫の詳しい説明を読みます
(紫の左側の業績の説明は話半分に。ときどき大げさすぎることがあります)
上場2017年3月 自社開発ERPソフト提供 上記の条件を全て満たしていることがわかります。
実際に私はオロのユーザにヒアリングまでしています。私が買ったのは2000円だったのですが、買ったとたんに上がりまして、3000円で売ってしまったのですが、8月27日で5000円超です。時価総額420億円。
まだまだ上がりそうで、もったいないことしました。
それと各社のチャートも見ておいてください。これはお宝以外のものでもです。
地方銀行とかつまらなくて飛ばしたいところも、社名とチャートを数秒間だけでも見てください。
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⑥四季報で見つけたらじっくりと買い場を待つ
いくら有望株でも、上がることもあれば下がることもあります。また成長企業は上がりが激しい分、下げだすと20%とか平気で暴落しますので、今のオロみたいに動き出した銘柄は手がつけられません。
次のお宝銘柄を見つけて、前回お伝えしたダブルボトムをじっくり待ちます。
買っても下がりだしたら、逆指値でトントンで逃げたり、とにかく安くなったところを、じっくりじっくり食い下がってください。
食い下がり方の具体的なやり方は、近いうちに講座に書きますので、まずやるべきことは四季報を買ってきて、じっくり全部見ることです。
古いのを一生懸命見ても仕方ないので、もうすぐ発売の四季報でいいですが。
⑦自分で見つけた銘柄に自信をもたない。とことん疑え
四季報を全部見た人エライと思います。そこで、自分の頑張りで銘柄選定に自信を持つかもしれませんが、そこは自分を疑ってください。
そんなに最初からうまくいくわけなくて。私も時々見込み違いがあって10社ぐらいの候補から、一つ一つ消していくのです。
もしお店があるなら、当然にお店を視察するし、システム屋であれば、使っている人を探して使用感を聞いてください。
もちろん会社のWEBや短信を見るなんて当たり前のことです。
そのあたりも、講座で話していきますね。
業界的な話をしますと、不動産業はやめた方がいいですね。中には活況のものもありますが、業界的にピークアウトしてリスクが高い。いくら業績が良くてもピークアウトしたら下げるだけです。
むしろ私はサブリース問題が数年内に大問題になると見ています。もしかしたら暴落の引き金になるかと感じています。
素人が選びそうな外食とかお店とか。理解しやすいといえば理解しやすいですが、よっぽど少数だけが知っている大化けネタがない限り店舗系はオススメしないですね。
それが倍の売上と業績に成長するってなると非常に厳しいのです。
個人的には、ここから伸びるのはIT企業だと思っています。オロなんていい例ですね。AI。ビッグデータ、IOTで第6次情報産業革命とか言われていますが、それだけの時代の変革があるかと。
ただIT企業は、非常に人材難。だから社内で人材育てていないと苦しいのです。なので四季報や周辺情報で厳選しなくてはいけません。
⑧まとめ
四季報は情報の宝庫なので頑張って分析しましょうね。やればわかります。
そして、この方式で多くの一般投資家が億稼ぎました。
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