こんにちは、mymykenshinです。今日の見出しは、
日経平均27年ぶり高値 動き始めた「出遅れ組」
証券部 大西康平
となっています。株高は喜ばしいのですが、本当に27年ぶりのバブル?
検証していきましょう。
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①日経平均は定期的な入替えがある
日経平均の算出はここで解説しました
個人が勝つための株式講座16 日経平均株価とトピックスとは? - 個人投資家でも勝てる道 人の行く裏に道
そこで解説しましたが、以下の数株が非常に大きな影響力を持っていました。
ファーストリレティリング 8.97% ソフトバンク 4.96% ファナック3.44%
が御三家です。
そして日経平均採用 ファーストリテ 2005年 ソフトバンク2004年 ファナック2000年
27年前には採用されていない企業ばかり。さらに2000年には38社、2001年には13社入れ替わっています。
だから27年前の日経平均と今とは全く連動性がなく、比較しても何の意味がないことになります。
なんで、そんな意味がないことで比較するかというと、日経平均が馴染みがあるからです。今のトピックスがいくらですか?って1800Pぐらいかなって答えられる人って何パーセントいます? ほとんどいないですよね。
それと比較すると、日経平均なら答えられる人がだいぶ増える。
そういったことで、27年ぶりということに何の意味がないとわかっていつつ「おめでとう」って言えるのが、本物の投資家ということになります。
そして「27年ぶりのバブルなんだから買えるわけないだろう」と偉そうにいう奴がいたら心の中で「バーカバーカ」と言いましょう(^^)。
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②超絶バブル期の1989年12月期と比較しましょう。
こういう古いデータを探すのは大変なのですが。
89年度 東証1部の売上高合計は、419.8兆円 当期純利益は10.1兆円だそうです。
そして時価総額合計は591兆円だそうです。
そして2018年度は
東証一部の時価総額合計2018年9月末で671兆円です。全産業で701兆円。
上場企業全部でしかデータがとれなかったのですが、売上695兆円 当期純利益38兆円。この9割以上が東証一部で稼いでいると考えてよいでしょう。
こうしてみると、売上、利益ともに89年度を大きく上回っているのに対し、時価総額はあまり変わりません。
これを見る限り、89年のバブルには、程遠いことがわかります。
また89年当時を知る人間からすると、今の世の中と当時では浮かれ具合が全く違うことから、27年ぶりの高値って言われても???
なのは至極当然のことといえます。
私は日本株は、まだバリューの領域で、割高に恐怖した世界のマネーが日本に来ると思っています。
③まとめ
まだ日本株は、それほど割高ではないでしょう。ですが、どこまで上がるかは神のみぞ知るといったところ。
基本は成長株を買いあさりつつ、危ないと思ったり、株安の季節には
ポジション調整してやりすごすことになりそう。
とにかく、新聞の見出しには踊らされず、自分で分析することが非常に大切になります。
最後にトピックスの30年の動きを掲載しておきます。
いろいろ感じてください。
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