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個人が勝つための株式講座84講 業績の良いコマツが売られる理由を理解

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こんにちは、mymykenshinです。昨日はコマツの空売りが、うまくはまって下がってくれました。

まさにしてやったりで、これが株の醍醐味だなと(^^)

ところで1月31日にかなり良い決算を出してきたコマツが・・・なぜ下がるの?

材料出尽くしだから?そんな簡単な理屈ではありません。今日は、その中身を説明しますね。

 

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①好決算とヤフーの掲示板の反応

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決算短信|株主・投資家情報|小松製作所 - 建設機械のコマツ


 すばらしい決算ですよね。売上高12%増 営業利益 59%増

市場のコンセンサスも若干上回ったようです。お世辞ではなく良い数字だと思います

 

この決算を出した翌日の昨日の株価は

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ダダ下がり(^^)

 

この株価にヤフーの掲示板は、

 いい決算だったのに下方修正した物産より下落率高いとはどういうことよ?
物産も持っているけど。

だいたいこんな感じ

 

最近では、安川電機や日本電産がこんな爆下げでしたが翌日からは、「嘘だろ〜」と皆が思うくらいグイグイ反転上昇していましたね。📈

コマツも、同じように来週から反転爆上げかもね!😁

 ↑

こういう現実逃避もいっぱいありました。

9割8分は負け組ですね。

 

そこで課題です。

1枚目の画像に去年一年間のコマツのチャートを掲載しています。それによると18年1月に4500円あった株が1年間下がり続けて、半値まで下がっています。

 

そして決算は超絶好決算中です。この理由を説明できますか?

この理屈がわからないと、株では永遠に勝てないですよ。なぜなら、どの株の教科書にも「業績の良い株を買え」

PERの割安な株を買え

ってあります。コマツのアホルダー達は、それを実践したら半値の大損くらうわけです。

そりゃパニックにもなりますな。そして空売り勢には、そのパニック具合が美味しいわけです(^^)。

 

②そもそも景気敏感株はPERが低い

コマツのPERは今や10倍程度。商社とか、ずっと8倍程度。何故?っていわれたら、景気で利益が倍になったり半分になったり。はたまた超絶黒字になったかと思うと赤字転落になったりします。

景気サイクルは8~10年となっています。そういうリスクを考えると、PERが東証平均の12倍とか13倍に届かないのは仕方のないことなのです。

 

そういう業界のリスクというのをそもそも頭に入れていなくてはいけません。

 

コマツの2018年3月期の一株利益は実績で208.3円なので2018年1月15日の4475円(上場来高値)のときPERは21.5倍になっています。

これは建機の大活況にPERが建機にしては超割高水準まで買われてしまったことを意味します。

 

③2018年は成長が鈍化し、それとともにPERの修正が始まった

この講座でも何度か書いていますが、私は2017年は6240 ヤマシンフィルターをずっと買っていましたので、建機関連の資料はかなり熟読していました。そこできになったのは建機協会?みたいな業界の未来展望でした。

 

それによると、日本は2018年はマンションもオリンピックも建機需要は一段落する。中国も今後大幅な伸びは期待できないだろう。2020年には減少に転じるかもしれない。

そんな内容だった。

その展望を見て、建機関連の買いから手を引いた。2017年年末の話です。

その段階で倍々ゲームで伸びていた建機の上限がうっすら見えてしまったのです。

 

株というのは上限が見えない上昇のときは、限りなく上がり続け、PERもどんどん伸びていきますが、いったん天井が見えると現実的なPERに引き戻されます。

 

それが2018年にPERが20倍→10倍に修正された理由なのです。

上記の短信を見てください。2018年3月期は売上が+47.2%です。

これは大手ではありえない、驚異的な数字です。ところが2019年3月期は売上が+11.8%

いいことはいいですけど。18年3月期の数字に比べると上限は見えてきているのがわかります。つまり夢から覚めてしまっているのです。

 

④とうとう成長がとまったかも

実はさらにポイントがありまして、下に第2四半期の数字をあげておきます。

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上の数字と比較して重要な点があります。上から下を引き算してください。

そうすると2019年3月期(10~12月)の売上高が7006億円 営業利益 955億円

ところが2018年3月期(10~12月)の売上高は6468億円 営業利益 748億円

第2四半期まで+80%だったのが+27.7%まで急落しているのがわかります。

コマツは、建機業界でイケイケなので、まだ+27.7%ですが、日立建機は横ばいになっています。

 

私は決算前から、空売りしているのは、コマツの営業利益が+0%程度にならないかと期待したのですが、思ったよりも良かった。

⑤将来は不安だらけ

 前にもリンクはりましたが、株の詳しい人は3月の全人代待ちとなっています。

newswitch.jp

そして世界経済が減速懸念。

 

普通に考えたら、2020年3月期は成長が確実に止まるだけでなく減益になるかもしれません。上の記事でもコマツの社長がどうなるかわからんとっている。

そして、少し前だけど、こんな記事もありました

好調の中国需要どこまで、建機大手に残るトラウマ :日本経済新聞

もちろん、中国の割合をへらしても中国がこければ世界中に波及します。

そのときに建機はまさっきに利益が急落するでしょう。 

 

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⑥さらにさらにコマツは信用買いだらけ。

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大体時価にして100億円ぐらい。そして株価は暴落していますので、すごい含み損のはずです。

なんで、こんなことになっているかわかりますか?株価が安くなって、配当も高いので、買い豚が買って買って買って。

下手くそナンピンを続けた結果がこうなのです。

 

コマツなら大丈夫

という優良企業信奉の結果ですが、景気がわるくなれば利益が半分になってもおかしくありません。

 

まだ利益が伸びているから、この株価を保っていますが、利益が減りだしたら、PER 7倍ぐらいで利益が活況前の160円ぐらいになったら、株価は1120円。

そこまではいかなくても2000円までは十分にあり得るのがわかると思います。

 

だから利益が減り始めたら、さらに下げるよ。

 

これさ、2019年最初の為替を思い出さない?利息欲しさにリバレッジ効かせていたのが年明けにドカンと下げて瞬殺されたの。

きっとコマツを信用している人も同じ感覚でしょう。当然配当は業績が悪くなればカットされます(アーメン)

 

⑦ここまで聞いて、コマツ買えます?

下がれば下がるほど買いが入って。そいつらが投げて、また買われる。

下げ下げパターンですね。

さすがにコマツぐらいだと変な筋の騙しとかなくて。ちゃんと経済と株価の動きの特性を理解していれば、自然な流れであって。

とてもじゃないけど長期保有なんてできる状態にはないことがわかるかと思います。

まずは3月の全人代ですね。9割がた悪い結果だと思います。

 

ちなみに、私は6240 ヤマシンフィルターが急落の少し前に撤退したときにはヤフーで神扱いされていました(^^)

 

 

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