こんにちは、mymykenshinです。今日は自分で分析して決算予測をしていく方法を披露したいと思います。
ネタは2019年６月７日（金）に発表予定の2695 くら寿司です。
発表後に、実はこんな予測していましたじゃ、面白くないので、これから発表される決算について書きます。
ですが注意事項をしっかり読んでおいて下さいね。
※一部数字が間違っていたので再計算しました。6/4
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①あくまで私的な予測であります。
決算発表はこれからですので、取扱いには注意が必要です。
私はくら寿司の関係者ではありませんので、この決算が当たることは、ありえないと思ってください。
あくまでシュミレーションです。予測方法の考え方を解説するだけです。
そういったことで、私の予測を信じて、取引して損したとしても、責任は一切負いません。
②仮に決算が当たったとしても、儲かるとは限らないということもお伝えします。
以前、5334 日本特殊陶業という会社の決算を予測して、大幅減益を当てたことがあります。その前日に空売りを仕込んで決算を待ったのですが。
決算は大当たりだったのですが、同時に自己株式の買い入れ表明が行われて、次の日に株価が爆上げ。結構な損失を被ったことがありました。
当時を振り返ってみて、業績悪化に伴い、事前に株価がかなり調整していました。織り込み済みのところに自社株買いで爆上げ。
私の完全な読みミスでした。
決算ギャンブルはこういうことがありますので、危険が大きいのですが、そうでなくても、会社の業績がどうなりそうかを予測するのはとても大切なことです。
３くら寿司の周辺情報
月次報告というのが発表されています。2019年６月３日時点
これは、外食にありがちなのですが、非常に有益な資料です。
特に上半期の数字が今回の決算予測に必要な数字です。
これによると全店売上は対前年比98.5 99.5%です。なんと減収です。既存店前年比というのは去年から存在している店舗の状況です。これによると96%です。かなり苦戦しているのがわかります。
つまり上半期で17店舗を開店していて、それらは新しい増収要因なのです。
既存店の減収分ー新規出店の増収分で98.5 99.5%ということです。
この新規出店は（赤字でなければ）増収増益要因ですが、一方で店舗維持費が増えることも意味しています。
そして2018年上半期の決算を調べてみると、
去年の６か月の売上高が65,236百万円で今年の売上高は98.5 99.5%なので、64,257 64,909百万円だとわかります。
そして2019年の第一四半期決算の数字を確認します。単位が千円→百万円に変更になっています
ここで注目するべきは 売上総利益率＝売上総利益÷売上高＝18,017÷33,504=53.78%です。
ちなみに去年の売上総利益率が54.03%なので、悪化しているのがわかります。
この売上総利益率が11月～４月末まで53.78%であると仮定します。
売上総利益率の情報がないので、それが一番妥当な数字だと推測するわけです。
そして販売費および一般管理費ですが。
通常、くら寿司のように店舗が増えていく会社は増えていきます。なぜかというと、販売費および一般管理費は、主に人件費、地代家賃、減価償却費、水道光熱費、本社などの管理費になりまして、ほとんど固定費なんです。
変動できるのなんて広告宣伝費ぐらいです。TV CMを自粛するということです。
そういうことを考えると、2019年２月～４月は最低でも2019年11月～１月の16,806百万円はあると考えるのが普通です。
これらの数字を組み合わせると今回の半期決算の全容がわかります。
まず売上高は64,257 64,909百万円です。
売上総利益は64,257 64,909百万円×53.78%で34,557 34,908百万円となります。
つぎに販管費は16,806×２＝33,614百万円となります
営業利益は34,557 34,908百万円-33,614百万円＝908 1,294百万円となります。これって、結構衝撃的な数字です。なぜなら第一四半期の営業利益は1,210百万円なので、第２四半期では営業損失 辛うじて少しだけ営業利益に転落したことになるからです。
もちろん会社も営業損失にならないように広告宣伝費を減らしたり、原価率の低減につとめるでしょう。でも、そんな努力では、埋まらないだろうと思います。
なぜなら寿司屋で原価を抑えたら直で売上が減ってしまいますし、また人減らしなんてしたら、お店は大パニックなります。
したがって、６月７日の決算は、かなりひどいものとなると思います。
ところで、くら寿司の直近の四季報ですが
どこが最高益更新なんだよ！！！って感じでしょ。
ちなみに、くら寿司の今季業績予想
年間71億円。これが半期で10億円いくかいかないかという決算だしたら、どうなるんだろうね。（＾＾）
下方修正ないことはないだろう。
４結果を楽しみにしていてね。
そんな感じです。多分、決算発表は大きく違わないと思います。それだけ外食とか小売りって決算予測が簡単なんです。ソニーとか予想するだけ無駄ですよ。外部の人がわかりっこないからです。
そしてくら寿司は上記の月次報告を出した時点で、この決算結果は見る人が見ればわかるはずなんです。
もしそうだとすると現在の株価4160円は、悪決算を織り込んでいるはずですよね。
でもね、私はやっぱり決算発表で、また暴落すると思うんです。
それは、ソニーぐらいの会社になると一流のアナリストがついて、みんな一生懸命に決算予測しますが、くら寿司の決算予測なんて、みんな真面目にやっていないんです。
それで買っている連中は誰？っていったら、孫のために優待欲しさで買いましたとか、アホルダーしかいないわけです。
というのが私の読みです。さてどうなりますかね。
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