それでは2026年夏号の四季報を読破したので、総括していきます。
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1.業種別業績展望より

電機機器は285Aのキオクシアだけで約4.7兆円の増益なのですが、電気機器全体の増益が6.7兆円なので、かなりキオクシアで食っていることになります。
キオクシアを除けば製造業全体は15.2%の増益

情報通信については 9984ソフバンGが去年の爆益の反動で-4.7兆円の減益ですが、これは情報通信全体の減益が3.7兆円の減益なので、ソフバンGを除けば、実質的に増益なのです。
そして毎回言っていますが、ソフバンGの予測は株式市場次第なので、あまり意味がないし、予測不可能なのです。
非製造業はソフバンGをのぞけば8%の増益となっています
つまり全体的に堅調な見通しとなっています
四季報の中身を見ていると、結局 半導体関連が伸びていて全体を押し上げている感じで、繊維とかも中身は 結局半導体関連だし。鉄鋼は去年悪かった反動だし、自動車はダメで、目立ってよいところは 半導体ばっかりですね
非製造業でいうと。中東の影響がもろにマイナスとなっているのが建設業、電気ガス 陸運 海運 空運 はダメで。建設は建築資材が高騰しているのが痛いですね。
その他は説明の必要もないでしょう。
サービス業が40%も上がっているので、なんでだろうと調べてみたら、8000億円の増益の内訳が リクルート、日本郵政 楽天Gあたりで半分強の増益となっていました。後は、よくわからないです。
こうした全体像の中で、大きなポイントがあって。
まず、日本の株全体をけん引している半導体関連の徹底的な掘り下げが、まず第一。
現状は半導体株だけが 爆上がりしているので、具体的な銘柄を確定しないと、上昇に乗るのは不可能です。
もう一つは、アフター米イラン戦争です。数年前にアフターコロナ銘柄というのが流行しましたが まあ同じノリですね。
ただ、米イラン戦争が、このまま終わるとは到底思えないと考えている人が大勢いると思います。
だから、アフター銘柄は、すぐに上がるというものではないかも知れない。四季報読んですぐに上がるというものではないように思う。
例えば、トヨタなどは

当たり前ですが、四季報でも良い事は書いてありません。
7201 TOYOTAを日本を代表する会社だから安いところを買いたいという日本の投資家は非常に多いのですが、
少なくともしっかり底をついたことを確認してから買ってもいいのではないかと思います。
ちなみに私は、TOYOTAは株としては全く評価していなくて。買ったことも ほとんどないです。
株としては こんな面白くない株はないわけです。これから世界シェアが爆上がりするような成長があるわけないし。結局 景気循環でグラグラ動くだけなのです。
話は脱線しましたが、アフター米イラン戦争銘柄については、チャート200銘柄レビューで しっかりチャートの動きを見ていく方が重要だと考えます。
たぶん次の四季報ぐらいから、こういうのは少しずつ、ポジティブな内容が増えていくと思います
それと、米イラン戦争で、逆に盛り上がっている業種もあると思うのです。それはリユース事業かなと思います。リユース関連の株価が伸びていることは、何度も説明しています。
2.半導体業界への金の流れ
現在AIの競争に世界中のお金が集中しています。それも、数年前とはケタが違うお金が動いているのです。
それは株式市場で考えるとわかりやすいのです。
東京証券取引所の時価総額は、現時点で約1380兆円です。
またエヌビディアの時価総額が750兆円ぐらいです。
東京証券取引所に上場している企業は3400社ぐらいで、その中に、トヨタも、ソニーも、東京三菱UFJ銀行もキオクシアもソフバンも。
全部入っているわけですが。それらの半分の価値をエヌビディアが占めているのです。
トヨタが時価総額44兆円で、GPU作っているエヌビディアが、その17倍の時価総額なんて、おかしい。これはバブルだと。
時代が読めない人は、そういうでしょう。
また、CHAT GPTやら、アンソロピックなどの最先端のAI企業は、上場すれば、160兆円つけると言われています。
そういうお金の流れなのです。ガソリン車を世界で一番販売しているトヨタに投資しようなんて人は、ほとんどいないのです。
そしてAIは、湯水のごとくエネルギーを使います。2050年には、現在の生活用の発電量の何倍もAIが使うと言われています。
そして、爆速で少しでも省エネの半導体を作ろうとエヌビディアを中心に世界中が熱狂しているのです。
アメリカのGOOGLE やマイクロソフト、イーロンマスクのSPACE Xは、AIの覇権を握るために、無限に投資しているのです。
では、日本は、またしても世界の動きの中で負け組になってしまうのかというと、決して そんなことはないのです。
というのも、日本は半導体自体の製造では、世界でかなり遅れをとっていますが、製造装置、部品、半導体材料など重要なものについては、世界シェアNO.1のものが たくさんあります。
したがって、従来から半導体チップの製造(通常 前工程という)では、日本抜きにはあり得ないのでした
そしてエヌビディアが、どんどん高性能で爆速のボードを開発する上でも進化しているのです。
従来は、高性能なチップの競争だったのです。5ナノの半導体を開発したとか。今の最先端は2ナノだとか。微細化競争だったのです。
ところが微細化競争は、そろそろ限界が来ているのです。
次の競争は組み合わせとなるのです。
もともとはCPUとメモリとハードディスクがあって、必要に応じてハードディスクから読み取って、メモリにためて、CPUで演算して、出力するというのが昔からのパソコンだったわけです。ところが、それだとデータのやり取りで 死ぬほど遅いわけです。
またデータのやり取りが、一番エネルギー使うところなのです。
ではどうするか。できるだけチップに載せてしまおう作戦に入るわけです。
だから今のチップは、何層にも連なっている積み木状態なのです。この加工が後工程とよばれるものとなっています。
一つ一つが精密部品ですし、また発熱量が半端ないので、耐熱の材料使ったりして
後工程の開発がどんどん大変なことになっているらしいのです。
その注目の後工程で絶縁体で耐熱性の材料とか。製造機器とかを中心に、今回会社四季報で丁寧に探してきました。
本会員サイトでは、半導体関連の重要な企業は、いくつもピックアップしていて、それらの株価が爆上がりしているわけですが、
今回の四季報では、半導体関連の重要企業の拾い漏れを全部さらったつもりです。
具体的な企業名は、後程書いていきます。
3.キオクシアはバブルなのか
日本で一番熱い株といえば、キオクシアとなります。そのキオクシアのチャートが、こんな感じで爆上がりなのです

最近は時価総額で、トヨタを抜いて トップにたったわけです。
トヨタ大好きな人から見るとケシカランって話となりますが、
私は全然違う見方をしていて、時代の流れかなと思っています。
もともとエヌビディアなどのGPUは、メモリを大量に使うわけですが、去年の夏から秋ぐらいだったか。メモリーの価格が下がらないという異常事態が起こってきたのです。
原因はエヌビディアだったわけですが、あまりに大量消費するので、それほど速くなかったキオクシアのSSDも搭載するようになったようです。
そんなキオクシアが、どうやら高速のSSDを開発して、それをエヌビディアが夏に出す新作に正式採用になったというのが業績が急伸した理由だと聞いています。
サーバー一つに1000TBのメモリーを搭載するらしいので そうなると無限に売れるようなことが起こるのです
ここで時価総額の話に戻すと、エヌビディアの一番重要なメモリの部分をキオクシアが作るとなると、エヌビディアの時価総額と比較しても、時価総額が100兆円とか150兆円あってもおかしくないという話になるわけです。
そういう世界の中で、トヨタがおよびではないことは明らかなのです。もし世界がトヨタを評価していたら、40兆円というのは低すぎる価値といえます。長い間、そのレベルの時価総額ということが、そういう期待値というわけです。
ちなみに四季報が出してきたキオクシアの3兆8500億円の当期利益なので、40兆円の時価総額が割高とは、いえないし。エヌビディアの新型に採用されることは折り込んでいないはずなので、 まだまだ利益が上がることも考えられるのです。
4.まとめ
そんな感じで、世界中のありあまったマネーが、AIや半導体に向かっているので、なかなか他の業態に資金がまわってこないというのが実情だし。
この程度の半導体の株の上昇で終わらない感じではあります。
またITバブルと経験した私は、当時と今とを比較すると、2000年の頃のITバブルの時は、今の情報量の10分の1もなかったように思う。
だから、実際の数値はないがしろにして、PER100倍を超えても 雰囲気でどんどん買われて、本当のバブルだなって感じがします
今は世界主要企業の四半期決算の売上だけじゃなくて受注もわかるからね。業界が在庫かかえて景気減速になんかになろうものなら あっという間に情報が駆け巡るのです
そして世界的な 金余り。
リーマンショックの前は10年に一回ぐらいは、なんらかの経済危機が起こっていた。
ところが、リーマンショックで、経済危機のときは、お金をバラまけばなんとかなると世界が理解してしまった。
だからコロナのときに、あのケチクサイ日本政府が100兆円出したんだから。
それで大恐慌がおこらなかった。
だから、何かある度にお金をするわけです。ときどき金融引き締めをして、少しだけマネーが減るんだけど。
ほんのちょっとの景気後退でも、金融緩和しようとする。だから、お金がどんどん積みあがる。そして、余ったマネーは どんどん株式市場の流れてくる。
それが現在は何百兆円レベルだということです。
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