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負けない株式講座9講 現物買いと信用取引(3)

こんにちは、mymykenshinです。今日で一応現物買いと信用取引についていったん終わりにします。

この講座では、信用取引口座を開くことをすすめています。なぜなら、空売りができるので下げ相場に対応できる。私に言わせると相場で勝つために信用取引は絶対に必須のアイテムです。

 

一方で信用取引は、扱いを間違えると非常に危険な取引となります。

 そういう危険な状態に近づかないように信用取引とつきあっていかなくてはなりません。今日はそういう信用リスクの話です。

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①信用取引では持っているお金の約3倍の取引ができますが、追証が怖いので倍くらいにしましょう。

信用保証金率というのがありまして、これは各社同等で30%となっています。1千万円の信用取引をするのに保証金が3百万円必要となります。

 

つまり3百万円もっていると1千万円の信用取引ができるので3.3倍できるということです。それ以上は証券会社から新規で信用取引にストップがかかってしまいます。

 

ところが、信用取引に含み損が出てしまうと、この保証金からマイナス計算されます。

たとえば先ほどの例で1千万円のうち含み損が70万円になると 保証金が300万円-70万円=230万円と計算されます。

日興SMBCの場合は最低保証維持率=25%計算されていますので、250万円を20万円したまわってしまいます。

 

そうすると夜にはお知らせがきて、20万円を明日中に振り込んでください

これを追証といいます。通常恐怖の追証です。そんな20万円を明日中に収められるかという話になってしまいます。

で、その追証を払わないとどうなるかというと強制執行

といい、証券会社が勝手に処分してしまいます。含み損だから追証になるので、普通は大損するわけです。

強制執行が嫌だ。でもお金がすぐにはないというときは、次の日に信用取引の多くを損切りして保証金維持率を回復することになります。

 

ちなみに私は追証は3回ぐらい食らった記憶がありますが、数千円程度で、払って終わり。でもね追証って嫌ですよ。いきなり借金取りからメール来るみたいで、心臓バクバクします。

 

そうならないように、どうするか。簡単なことで、信用保証金率を50%など、30%近くまで張らないことです。そして一銘柄とかに集中させないことです。50%でも1銘柄にシフトして50%暴落されると、やはり追証だからです。

 

まあ初心者はせいぜい資産の半分くらいからの信用取引から徐々にならしていくのが良いでしょう。

私はすぐに40%とか、時として32%とかやってしまいますが、人には絶対やめとけといいます。

 

②持っている株が東証一部2部ならば80%マザーズだと60%の担保価値がある。

現物で持っている株は信用取引の保証金の代用証券となります。たとえば500万円の現金と500万円の東証一部の株式があれば、株式の評価が400万円 現金500万円とあわせて900万円と計算されます。

 

じゃあ、どんだけマックスで買えるかというと、1000万円の東証一部の株を買い、それを担保にレバいっぱい 3.3倍買うと、

800万円の3.3倍=2640万円となります。

つまり3,640万円マックスでかえることになります。

 

こういう風に現物でも買い、信用でもめいっぱい買うのを2階建てといいます

用語の定義としては現物でも信用でも同じ銘柄を大きく買うことです。

そして当たり前のことですが、とても危険な行為です。

代用証券の時価が暴落して担保価値が下がるのと、信用取引の含み損の両方が同時に来ますので。

たとえば上記の例で10%下がるとします。1000万円の株式は900万円に減り、その担保価値は8割の720万円 そして信用取引の含み損が2640万円の10%で264万円

720万円-264万円=456万円 2640万円の25%は660万円

660-456万円=204万円の追加保証金 恐ろしいですよね。

 

私が大損したときは、この2階建てをしていました。

 

暴落するとすごい勢いで保証金率が下がってきて。でも現金がないじゃないですか。株を買っているから。損切りしても、損したお金が払えないのです。

だから仕方くなく現物も売ります。

私は数字にかなり強い方ですが、こういう状況になると、いったいいくら損するのか

わけわからなくなります。

 

したがって信用取引を行うときは、資産は最低でも半分は現金で持っておく必要があると私は考えています。

 

③信用売りをしている銘柄が暴騰するリスク

信用買いのリスクについて書いていましたが、信用売りのリスクについても書いていきます。信用売りは株価が上がると含み損になります。(下がれば儲かるので当然ですよね)。

 

信用売りのリスクは損が青天井だということです。

信用買いは株価は0より小さくはなりませんから。たとえば100万円の信用買いしても100万円+金利以上に損することはありません。

ところが100万円の信用売りをしている銘柄が300万円になると、200万円の含み損

 

これが、信用売りが殺到した銘柄を締め上げる目的で、すごい買いが入ることがあります。これを踏み上げというのですが。踏み上げはどこまで損が膨らむかわからないところが怖いのです。

 

よく買いは家まで、売りは命まで

という格言は、この青天井の損失があるからです。

 

そんな空売りのリスクを回避する方法は次の通り。

時価総額の低い銘柄は絶対に空売りしない

現代のトレーダーたちは個人でも30億円以上もっていますので時価総額が100~200億円の会社の株式を吊り上げるのは簡単です。そういう株を空売りをすると時として大損します。

私の目安は時価総額500億円 できれば1000億円が空売りの対象です。

空売りは時価総額の高いものを売るって覚えておいてください。逆に買いは時価総額の低いものの方が成長すれば株価が何倍にもなって面白い。

 

トヨタやソニーの株なんて買ったことないです。

 

事件・事故で空売りしない

事件・事故があると株価急速に下がりますが、これはみんなが一斉に空売りを入れるからです。

その瞬間に喜びを感じる人もいるでしょうね。

でもすぐにリバウンドするのでやめましょう。

 

あとは銘柄を分散させたり、信用買いと信用売りをまぜたり。

risk分散してください。

 

まとめ

まだまだ色々書いた方がいいこともありますが、ずっとこの話もつまらないので

次回は別の話題に変えていきます。

まだ伝えたいことはあるのですが、それは別途株式講座で書いていきます。

 

 

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