こんにちは、mymykenshinです。私は基本的に毎月何らかしら本を買って読んでいます。分野も色々です。IT関連の株が好きなので、その業界の本であることも多い。
でも株の本を読むのは珍しい。でも気になったから読んでみました。
CISという個人トレーダの本。
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①本と著者の紹介
「一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学 cis」
著者のcisは個人の大口トレーダー。資産230億円も持っているんですね。
ツイッターで有名は有名で。私もフォローしていますが。
ツイッター自体は、あまり更新もなくて、正直トレードの参考にならないです。
本では、彼の相場の哲学が書かれており、小さいころからゲームや賭け事が大好きだったことがわかる。
そしてトレードのノウハウはほとんど書かれていない。
大きな目次だけを拾うと
第1章 本能に克てねば投資に勝てない
上がり続ける株は上がり、下がり続ける株は下がる
第2章 相場は仮説を生み出した人が勝つ
相場では、1匹目のドジョウがものすごくオイシイ。
2匹目のドジョウもそれなりにいるけど、
3匹目からはいるかいないかわからない。
第3章 勝つための一歩は場と自分を冷静に見ること
相場とはリターンを求めてリスクを取る行為。リスクは絶対にある。リスク恐怖症の人は相場に向かない。勝つためには行動を起こ早さも問われる。
第4章 職業・トレード職人
ゲームが得意というスキルが活かせる時代に生まれてよかった。トレードとは、「お金の奪い合いゲーム」であり今の僕はトレード職人にすぎない。
第5章 投資に必要なスキルはゲームで磨いた
今の僕の原点にあるのがゲーム。親がゲームとギャンブルを嫌う人だったら投資家cisは生まれていなかった
第6章 億万長者になれたのは2ちゃんねるのおかげ
相場で1000万円以上溶かしたタイミングで2ちゃんねるの仲間と出会った。彼らとの出会いがなければとっくに相場から退場していたかもしれない。
第7章 これから株を始めるなら
ピンチとチャンスは紙一重。ライブドアショックではほとんど一瞬のうちに5億円失った。そんなこともある。
付記 ギャンブルを制するものは株を制す
相場は上がるか下がるしかない。だから常に押すか引くか。その手の押し引きは麻雀やポーカーにも通じる。
こんな感じである。実際に彼のスタンスを見ると、市場の動向を常に目くばせして行けるときに大きく取る戦略のようです。そしてタイトルからもわかるように、投資をギャンブルとして見ており、その関連性をトクトクと書いている。
②書評
正直、私と考えていることが似ていてびっくりした。
前にこんなことを書きました。
個人が勝つための株式講座11 負けない投資の大切さ - 個人投資家でも勝てる道 人の行く裏に道
株と麻雀の通じるところについて書いています。
cisさんは、最初、ファンダメンタルズ分析で中長期に割安株を買って、損しつづけたようです。2ちゃんのオフ会で、今も現役で大きなお金を動かしているトレーダー達にあい、スタンスをデイトレに近いものに変えたようです。
そして、おそらく圧倒的な分析能力を持っているように思います。
第2章において、儲けるアイデアをたくさん持っていると書いています。
私の場合だと、
こんな感じですかね。他にもいくつかアイデアはあるけど、そんな何十個もないよ。
私の1Q決算ギャンブルも圧倒的な分析量のもとに割り出した技だし、誰でもできるわけではない。
でも正直、ずっと通じることはないのではと思っています。一つは成長株に群がらなくなったとき、2つ目はこの手法が流行ったとき
実は、この流行ると、だんだん美味しくなくなるのも事実なのです。
第一章では私がいつも言っている「人の行く裏に道あり」と共通する部分があります。
また彼は市場のニュース等をきちんと分析した上で「中長期はよくわからない」。そこも私とスタンスが似ている。
本を読んで、そういう印象を受けました。私は経営財務の専門家で、株価がファンダメンタルで動く前提の仕事をしてきました。そういう視点だけだと、相場では負けるということです。
この本は、なかなか勝てない個人投資家が、勝てない理由がわかると思います。
そして結論は読むことを強く勧めます(相場で生き残りたければ)
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③まとめ
cisさんはツイッターで、この本の印税を獲らないことにしたそうです。お金は十分にあることと、印税の処理が面倒だからということです。友人に頼まれて書いたと。
正直、私は彼のよく知らず、なんとなく好きではなかった。巨額の資金を動かして、相場を操縦して儲けている感覚があったから。本を買うのもどうしよっかなって感じだったが、得るものがあるかもしれないと買ってみて、買った甲斐があったことに気が付いた。
私も長い長い、投資家として2流である期間がありました。大損して、元ファンドマネージャに半年ほど教わって、転換するきっかけとなります。そのときに言われたのは、私の分析能力は、群を抜ているので、それを相場で生かさない手はないということ。私の課題はメンタルだということ。
それは本当でした。そしてcisさんの本にも同じことが書かれていました。
この本を読んで自分に足らないものが何かを知るきっかけになるといいですね。
※ただアマゾンの書評を見ると、ただの自叙伝じゃんとか。彼の人間性の話とか・・
賛否両論あり、買う買わないも自己責任なのも投資本らしい。
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